12月度勉強会「東急電鉄における渋谷駅及び沿線周辺開発の将来像」および懇親会を開催しました

12月度勉強会「東急電鉄における渋谷駅及び沿線周辺開発の将来像」および懇親会を開催しました。
2013年も残すところ僅かとなりました。本年最後となる勉強会は、東京急行電鉄株式会社執行役員都市開発事業本部ビル事業部長 濵名 節 様をお招きして、「東急電鉄における渋谷駅及び沿線周辺開発の将来像について」をテーマにご講演頂きました。

今回の勉強会では、東急様が10年後のビジョンとしている「日本一住みたい沿線」、「日本一訪れたい街~渋谷~」「日本一働きたい街~二子玉川~」の3点についてご説明頂きました。

とりわけ、「エンタテインメントシティ渋谷」を掲げる渋谷駅周辺の再開発については、ブロードウェイのようなエンタテインメント、タイムズスクエアのような先進的な情報発信、シリコンバレーのような新しいビジネス拠点の創出、パリやミラノのような世界を牽引するようなファッションなどにより、渋谷そのものを変革させていくことを目指しているとのご発言があり、ビル開発では既に開業している渋谷ヒカリエに加え、渋谷駅周辺の駅街区、南街区および道玄坂街区においても複合ビル郡の開発計画があることに関して、イメージ図などを用いて詳細な説明がありました。

また、多層な都市基盤となっている渋谷駅周辺を立体的に整備するとのことで、駅とビル、周辺市街地を歩行者デッキで繋ぎ、エレベーター等により上下に結ぶことで、渋谷の街を広範囲にバリアフリー化していく構想についても言及がありました。
資料による説明に加えて、都市開発計画の内容が盛り込まれたVTRも放映頂きましたので、完成時のイメージが分かり易く理解できる内容でした。
冒頭、濱名様より、「田園都市線には踏切が存在しません。これは『鉄道が街を分断してはならない。』という東急電鉄の思想の表れなのです。」との説明がありましたが、街を大切にするという同社の思いは、今回の再開発においても受け継がれているのだと感じる内容でした。
勉強会後には、恒例の懇親会を開催しました。
今回は、東急電鉄様にご提供頂いた渋谷東急インの会場において、ブッフェをご用意頂きました。東急電鉄様お手配ありがとうございました。

立食形式の懇親会は移動がし易く、講師や参加者のみなさまの貴重な交流の場となっておりました。
濱名さま、参加された当連盟の一般会員の皆さま、誠に有難うございました。
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